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想像から創造までの狭間でゆらめき、たゆたう詩
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『ルーティーン・デイズ』
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明日のことを考えてるでしょ?今この瞬間に

それは交差点の信号機が黄色に変わる手前で

歩道の角、差し出す君の手に伝うやさしさが愛かどうか

その真贋を見極めんとす是非を心に問う間もなくて

しゃがんだ背中のパーカー、フードの部分に缶コーヒーをそっと入れた君

恥ずかしがり屋ないたずら心で消えた本心

暖かなぬくもりは昼下がりの冷たい陽気に晒されて

マフラーの生地の隙間からも人肌奪い去ろうとする

ドキッ、背が重い

その訳を聞く勇気すらないのに

明日のことを気にする筈もない

赤い信号機の光りが眩しい筈もなく

音の無い一瞬の間がアシンメトリーな調和と化し

程無くして青いルールに従い、潜在的に刷り込まれた右足からの伝承


アウトプットした惚れ惚れするほどの順応性を見せた

背には黄昏たぶんだけ、明日が重かった

今日を歩くだけで精一杯なのにさ

紫色の方向指示機なんて、ありゃしないよ



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写真詩 23:19 comments(0)
『穢れよ、悔恨の堰』
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毎年、鬱々とおとずれるこの感覚
錆びることは無い、常に鋭く真新しい
朝靄に紛れて、硝子窓に隙間なくびっしりとついた水滴が
自分の存在する側なのか、それとも一枚隔てただけの遠い向こう側なのか
確認しないまま一定の距離を保つ、それでも
潮のかおりを嗅ぎたくなるのは無常のカタルシス
荒なみ凍てつく海の季節を痛覚が覚えている
鼻の先が尖り、奥が擦れるような
歩幅狭まる摺り足で
いいように踵を砂地で解き放す


堰き止めるな
自由で、自由がいいよ


蔓延る必要悪を悠々と黙認する諦めに似た溜め息の風
それを焦燥のポケットへ
この先にはテトラポットの群生が誰の意思でもなく、四隅を憚る
遠くをつかさどる下半分だけ青黒い防波堤が
手をこまねいている、塩辛いだけの残滓
微々たる何かの黄金律を携えて



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写真詩 00:08 comments(0)
『遥かなるジェットコースター』
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淡々とした手を差しのべて

感受性の入り口にしゃがんだきみは

蒲公英の綿毛のようにふやふや舞った


短い射光の隙間に微睡む蜜蜂と共に

儚げという言葉の意味を象る


低気圧の連続も

目の奥では澎湃として揺るぎないエレウテリア、放っているから


パステルカラーで高速回転

ジェットコースターに乗ろうよって言うけど

ぼくは一旦、充電しなくちゃ


そっか、って

柔らかな声色で

偶然の雪を溶かそうとしたのに、ごめんね




立ちはだかるものなどほんとうは何もないよね

きっと、ずっと




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写真詩 00:28 comments(0)
『石とにんげん』
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石を穿ち、石を積み上げたのはいつからだろう

にんげんの仕業ではないことをあたかも我が偉業と称える

石はにんげんです、と言いなさい

どこからか、そう聴こえた

愚かさが有終の美で相殺されたかのような、そんな資質に含まれる振る舞い

川べりに転がる砂利の大小なるカタチに史情を感じないなんて

割れた先が尖り、それをなぞるように生きたものたちだけが知っている

歴々と積み上げてきたものがなんたるかを

それこそがクロニクル

人間なんて米粒ほどでしかない

哀れみに浸る水玉模様の染みが表面を覆い被さり、自らの諸行を省みれば

砂ぼこりもいとおしく思える

丸みを帯びた石にふれた想いも募る

そして風に晒され、川の荒れ狂う流動に塗れ、徐々に徐々に

鋭角な尖端がけずられてゆく、その姿を見届けてくれないか

 




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写真詩 01:19 comments(0)
『染まらないでいる方法』


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抗侵蝕、雑多な言葉のスパイラル
交わらないでいいよ
そんな外連味で濁すようにチェリー頬張る

信じざるを得ない程の躁狂は行方知れず
真実をわざわざ曲解したりするゲームに住んでいて
リビングの合皮ソファの窪みに隠れるイデアなんかに宿る

浮腫むくんだ発条ばねを押し戻すだけの力もなく
弾け飛んだ僕たちの蝶番

大人になることがいけないわけじゃない
滾る想いもなにもないから
ただ、その場をやり過ごす覇気の無さで巫山戯ふざけるだけ
一度濁ったらなかなか澄んではくれないんだ

何に対し、大人たちは拝跪はいきしているのか
僕は素知らぬフリでコントローラー握り締める
俯いてもそれはそれでアンサンブル奏でる
だって、全ては予定調和で出来てるって言ってたじゃん

齧るに値するものって
すぼんだ胡頽子グミくらいなもんさ

あとはMADで行こうぜ
シュミレーターの中に答えなんて無いけど
疑似体験がそう言わせるみたいだ


嗚呼、なんでなんども絆されるんだろう
今年の春も、夏も、きっと


I'm not a painter,but 不協和音の心地よさが好きさ



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写真詩 20:48 comments(0)
「boomerang」
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草上の空、必ず手元に戻ってくると信じた

だからブーメランを投げた、その軌道は刺々しく

信じて投げたのだけれど

空色の手前で失速したよ

それでも

投げずにいるよりいいんだ、たぶんね



遠くの方でひんやり、冬の寒さと絡まる砂浜に巻き起こる砂塵

ぐるりと取り囲むいっときの竜巻に胸躍る凪ぎ

腫れぼったい鈍色の海に向かって

暮れなずむ夕陽とオレンジがかったキミの影

戻ってこいって念じながら投げた、ブーメランがスワローに見えたっけ



消息を絶ったビードロの夜更け前

蝋燭のちいさな炎、そんな日にかぎってゆらゆら揺らめいた

強くありたいと願えば願うほど余計に

このボタン を押さないで居られるよう

耐え忍ぶなんて言葉が似合わない空色の下

優しい声も胸にしまうのさ


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22:24 comments(0)
「B・B・A」
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昼間の生温い風が背中から肩に流れてきて
思わず、地面に突っ伏した
道端に転がってた真実って石を拾い上げて
それでも
両腕をすり抜けようと先を急ぐのはなぜだい
そして
目を瞑ると思い出されるのはなんだい

ひんやりとしたアスファルトの
真新しいコールタールの匂いを
とっても勢いよく嗅いでしまったようだね

温もりはなかったし光りは暖かさを運んでは来なかった
まだ届くには遠いんですっていうけど
真実に近いも遠いもないと思ってた

背中を丸めていた僕のせいだと強弁するなら
それもそうだろう

道行く人の間をうまくすり抜けて気付かれないことの方が多いだなんて
乾いたその頬っぺたに無数の皺
何が情に訴える、諦めないその笑顔

風が運んでくれるまでやめない
ぼくの口笛が届くかい
さよならは言わないよ
言わない代わりにB・B・A

'Boys, be ambitious'


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写真詩 01:51 comments(0)
『強さの循環』
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負の言葉を発する勇気
それは 真に向き合う中に生まれる 心のひず

ためらうことなかれ
ためることなかれ

ゆっくりと 深呼吸し 吐き出せば
その黒い空気が
やがて 天に昇り 浄化され
水蒸気となり
白い雲となり
雨となり
それぞれのもとへ
降り注ぐでしょう

透明な
純粋な
心の源となって

そうしたら
上を向いて
その口を
開けてみよう

再び
自分の中に
取り入れ
強さとなる
・・・・・・そうなればいい




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写真詩 02:01 comments(0)
『コトの顛末』
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確かに腹減ったのでギターのチューニングそのままに掻き鳴らした




それで粗探しは終わったときみは言いました

何にも聴こえない振りしてODだった夜は綺麗だな

ネオン管と真空管のコラボレーション

どうやって黙らせたのかを知りたくて

帳尻合わせに奔走した日に限って

生煮えのチキンを喰わされたのさ

防戦一方の俺にしてみりゃ、何事も

低温過ぎて巡りが悪い箱のなかで

コトの顛末を見届けたくて

ただ、それだけで




爪弾く、五線譜




弦が切れたって羽音聴こえるぐらいの静寂は流線に映り

誰かさんの通せんぼが踵に沈着して

やけに靴紐が気になる

誰かの誤謬に触れずにいることはきっといいことさ

セントラルドグマを読み取ってたって

ニュートリノを感じ取ってたって

揺れないでいるなんてことができるはずもない

隣りできみが微笑んで居てくれさえすれば

それでいい



確かに腹減ったのでギターのチューニングそのままに掻き鳴らした


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写真詩 00:49 comments(0)
『ひだりての言伝』
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急激に冷え込んだのは

季節柄、用もないのにポケットに手を突っ込んだせいで

枯れ草が行き場のない冷たいアスファルトと格闘しながら

渦巻状に撹拌されていくので

やや楕円形の青いマルが嫌気をさして

一層蒼白になったから

慈しみは冷たい悼みに変わり

僕の左手に直撃した



不意を突かれたから敏感に反応したわけじゃないのに

たった一日の温湿布に過剰に反応する細胞なんてどうかしてるよ、僕の左手

きみからの言伝を言うためだけにそんなに触れなくてもいいのに

真っ赤に爛れた、その部分

心臓までの距離はまだ遠い

次第に腫れたら、その後は膨れっ面

そんなに嫉妬するなよ

僕の細胞はサビてもシンボウ

鮮やかな赤でお出迎えno瘡蓋

今日の北風、明日は何処行くんだい

そして僕の左手に残った傷痕

それが唯一のきみの言伝


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写真詩 01:58 comments(0)
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